抵抗

“小さな抵抗こそが希望になる”というテーマで不定期に記事を書いています。

靄然

 

「感染したらこの国では十分な医療を受けることができない」、勤務地からチャーター機に乗って帰国をして一ヶ月が過ぎた。帰国後、政府が発令した緊急事態宣言は、私の住む県をも対象地域に含まれることになった。思えば、現地での在宅勤務を含めると、リモートワークを開始してから二ヶ月が経ち、自宅中心の生活による体力の衰え、免疫も随分と低下したように感じる。

 さすがにこのままではよくないと、先週から朝と夜にそれぞれ3キロほどジョギングをするようになった。仕事の合間にはAmazonで購入した本を読書し、夜には思索に耽り、文章を書くことが多くなっている。私と同じように在宅勤務になり、自宅ですることがないと考える人は、インターネットに頼らずに何らかの疑問を解決するということをお勧めしたい。

 疑問に思うことをまず自分の力だけで考えてみる。ネットや本を使わずに、ただ自分の頭だけで考える。色々と想像をしていると、「そんな馬鹿なこと、あり得ないよな」と少し笑が浮かんでくるのではないか。インターネットですぐ答えを出してしまうと絶対に起きないことだ。

 自分で考え、一見馬鹿げたことでも想像してみると、自分の想像力がいかに眠っていたかに気づくだろう。想像することの楽しさが出てくれば、もうしめたものだ。そうなれば、インターネットですぐ答えを求めるよりも「少し自分で考えてからにしよう」となる。外出して本当は必要ではなかった物を買う無駄遣いもしなくていいし、自宅で自分が想像するだけだからお金はかからない。

 外出自粛によるストレスからだろうか、医療従事者に対する誹謗中傷が目立つ。本来なら、ウイルスと闘ってくれているのだから励ましの言葉があってしかるべきなのに、もっての外というしかない。こういう時だからこそ、想像力を高め、お互いに思いやって日々を過ごしたいです。

 

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