時折どこからともなく秋を運んでくれる風によって、稲穂は少しづつ色付いていく。遠い彼方まで続く稲穂の波、伸びた畦道、そして丘や山々。日本に生まれたことの喜びを素直に感じる光景だ。蕎麦やパンなどを口にしていても、見事に育てられた稲穂には先祖帰…
待ち構えてみる花火、もちろん結構だが、この季節乗り合わせた列車の窓の闇にふと大輪の花火が咲いてくれるのはもっといい。列車はたちまち通り過ぎふたたび窓にきれいな花火をみることはない。目じりに残った光の粉をいつくしみながら旅を続ける。ひと夏に…
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