抵抗

“小さな抵抗こそが希望になる”というテーマで不定期に記事を書いています。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

発表を恐れると成長はできない

思えば、少し前まで大学院生をしていたこともあり、振り返ると、本当に学びに満ちた2年間だったと思います。その一方で、当時を振り返ると、あの時もう少し勉強しておけばよかった、もう少し色んな方と話しておくべきだった、そう思うのです。そんな私でも、…

国際機関を目指す学生は修士論文を英語で書くべきか

こんにちは。 今日は修士論文・博士論文を書く際、国際機関を目指す学生は英語で執筆すべきか、について私なりの意見を述べさせていただきます。海外で学位を取得する院生は当然英語での提出が求められるため、問答無用で英語になりますが、日本で学位を取得…

消費税撤廃でも実質賃金は上昇しない

山本太郎氏の最大の主張に「消費税廃止」が挙げられます。ここでの公約にも「消費税を無くした6年後には、一人当たりの賃金が44万円上がる、初年度に物価が5%以上下がる」と明記されています。しかし、消費税撤廃で大幅に物価が下落するということは、デフレ…

国連職員には普通の人の方が多いのか?

こんにちは。 今日は”国連職員には「有能な人材」ではなく「普通の人材」の方が多いのか”といった問いに対し、筆者の意見を述べさせていただきます。学生時代に指導教官から毎日のように「言葉の定義を明確にしろ」と言われてきた身ですが、今回はあえて言葉…

教育に過度な期待をかけてはいけない

こんにちは。 5月に入り、ブログの記事を12本投稿してきました。在宅勤務になると、思想に耽ることが多くなります。そういったこともあり、「いつ働いているのか?」と聞かれることが増えてきました。私は海外で勤務していますが、コロナの影響により日本で…

文系でも数学を学んだ方が良い理由

こんにちは。 今日は文系であれ数学はやっておいた方が良いということをぼやいていきたいと思います。その理由は主に3つあります。1つ目は、出来る人が少ない、ということで、そのため希少性が高くなるからです。2つ目は、数学は非常に汎用性が高く、業種問…

disinhibit

英国人作家の本の書評で引用された”disinhibition"という言葉がわからなかった。大英和を引いてもしっくりくる説明がない。あれこれ考え、「抑制解除」という訳語を考えたところで、これが重要な概念であることに気づいた。 第二次安倍政権発足後、関係者の…

靄然

「感染したらこの国では十分な医療を受けることができない」、勤務地からチャーター機に乗って帰国をして一ヶ月が過ぎた。帰国後、政府が発令した緊急事態宣言は、私の住む県をも対象地域に含まれることになった。思えば、現地での在宅勤務を含めると、リモ…

「抵抗」ブログについて

いきなり熱湯に入れれば飛び上がるが、少しずつ熱していけばーーこのゆでがえるの比喩は、はたしてどこまでが本当なのだろうか。インドの道端で、男性が鶏の首を切断する光景を目の当たりにして吐き気を催した性格なので、実験して試すつもりはない。生物学…

心配ならなぜ他人に預けるんですか

凄惨極まる津久井やまゆり園事件から、四年目を迎えた。障がいのある友人を持つ人間として、あるいはこの国で暮らす一人の人間として、多くのことを考えるきっかけとなる事件であった。思えばこの事件について、有名無名をと問わず、様々な人たちが様々な発…

日本人だけがよければいいのか

当時、民進党の代表であった蓮舫氏が国籍喪失許可証書など一部の資料を開示した時には驚いた。やまぬ国籍二重との疑惑に終止符を打つべく取られた手であった。これほどまでに、後味が悪く、気が重くなった会見を私は知らない。 近年、殊に日本を持ち上げるテ…

学生が国連インターンに応募し機会を獲得する方法

こんにちは。 今回の記事では「学生が国連機関でインターンの機会を獲得する方法」について書いていきます。対象は国内外の大学生及び大学院生となります。なぜ社会人を対象としていないかについてですが、これは私見になってしまいますが、社会人があえて国…

国際機関で働くということ(前回の付記)

こんにちは。昨晩、「国連機関で働く私が転職を検討するに至った背景」というタイトルで投稿させていただいた記事が思わぬ反響を受けております。現役学生の方から国際協力を生業とする専門家の方まで、幅広い世代の方に記事を読んでいただいております。全…

国連機関で働く私が転職を検討するに至った背景

はじめまして。普段はこのブログを通じて”小さな抵抗こそが希望になる”というテーマで不定期に記事を書いています。私は、文字を介して自分の想いや熱量を伝えることが好きなので、過去の記事をいくつか読んでいただけますと、ある程度までは私の人物像をイ…

惨事便乗型資本主義

ショックドクトリンの本質について、その命名者であるナオミ・クラインは、次のように述べている。 「破壊的な出来事が発生した直後、災害処理をまたとない市場チャンスと捉え、公共領域に一斉に群がるような行為を、私は『惨事便乗型資本主義』と呼ぶことに…