抵抗

“小さな抵抗こそが希望になる”というテーマで不定期に記事を書いています。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

令和は輝ける社会に

海外から日本に戻ると、言いようのない違和感を覚えはじめてかれこれ数ヶ月になろうか。その度ごとに、一体何がこれほどいらいらさせるのだろうかと長い間、モヤモヤしてきた。やがて、私たちの顔、その表情ではないかと思い始めた。 日本人は、豊かな表情を…

私はヌジューム、10歳で離婚した

2019年3月16〜5月上旬、児童婚をテーマにした映画「私はヌジューム、10歳で離婚した」が東京・名古屋・兵庫で上映された。物語は中東のイエメン、10歳の少女ヌジュームは1人で裁判所に駆け込み、離婚をしたいと訴える。この作品は、2008年にイエメンで実際に…

構造的暴力

平和な世界とはどういうものなのだろうか。戦争がない世界と考えたとしても、現代の世界には貧困や人権侵害などが様々な国で存在し、それは先進国でも例外ではない。社会的構造が貧困や環境問題を生み、人間が本来持っている寿命や可能性などを阻害すること…

二つの奇跡

「橋の所には、人がいっぱい死んでいました。真っ黒に焦げて死んでいるもの、ガラスのかけらがからだにいっぱい刺さって死んでいるもの、いろいろいました」「川縁には死体がそこら中にごろごろしていた。その中にはまだ死んでいない者もあり、『お母さーん…

Hopeless

コロナで顕在化したのはこの国の貧困であった。私自身、現代の貧困問題については体験的に理解しているつもりだったが、私の表面的な理解を超えて社会の「貧困」がここ数年で一気に加担していることが余すところなく明らかにされたように感じた。とくに衝撃…

より良い社会環境を築きあげたい

私も、高校時代、向学心と受験勉強の矛盾、画一的で味気ない一斉教育に不満と怒りを覚えた生徒の1人であったが、この問題に回答を与えてくれる教師には出会わなかった、そして学校を辞めて編入した。また後になって、日本の社会における職場と教育機関の断絶…

あまりにアンフェアではないか

夏が近づくにつれ夜が長くなってゆく。 薄暗い車内灯を乗せて滑り込んでくる列車に包み込まれるように、疲弊して自宅に向かう若者たちの姿に正気がない。肩書きだけの年寄りに比べれば、彼らにより大きな責任と報酬を与えるべきではないか。 日本の遅れた部…

「いらっしゃいませこんばんは」が気持ち悪い

数年前からコンビニ店員の挨拶が長くなった。とても耳障りだ。基本的に「いらっしゃいませ」も「こんばんは」も、言われて気持ちの良い言葉のはずだ。それが合体したのだから二倍気持ちが良くても良い理屈だが、これがどうしたものか気持ちが悪い。それぞれ…