抵抗

“小さな抵抗こそが希望になる”というテーマで不定期に記事を書いています。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

NHKの存在意義を問う

大晦日の夜になると実家では「NHK紅白歌合戦」を観ることが恒例行事となっている。どのような選定基準により歌手が選ばれるかについては、毎年歌手の顔ぶれを見ている私からすると実に腑に落ちない。とはいえ、今回の紅白歌合戦では、例年稀に見ないほど奇妙…

「笑」が意味するもの

「ショックなことをお伝えします」「息子さんは同性愛者でした」。同級生からアウティング(他人から暴露されること)を苦して自殺した学生の遺族に対して向けられた、一橋大学の担当者の言葉だ。まるで同性愛者が嫌われて当然だとでも言うかのような、偏見…

奴隷国家日本

最低賃金のアップは当然のことである。今日の最低賃金はあまりにも低い。確かに少しずつマシになっているが、未だに家族を養えるレベルにはなっていない。東京の「1013 円」でさえ、1900時間を掛けた年収は200万円に到底及ばない。したがって、2000時間を超…

LGBTへの理解

管見する限り、LGBTという言葉は、私が生まれてきた時代にはなく、2000年代後半から日本でも一般化してきたらしい。そればかりか、先輩の話を聞くと80年代には「ホモ狩り」になるものがテレビのバラエティ番組で放送されると、「男なのに男が好き」は一種の…

若者の活字離れ

若者の活字離れ、新聞離れといわれるようになって久しい。私もニュースは新聞やネットでとりあえず十分かな、と思うこともある。しかし、大きな勘違いがあることに気づいた。つまり私の世代はこれまで新聞や雑誌、本などをある程度読んできて、それなりに社…

正義とは

オウム真理教の引き起こした事件で死刑判決を受けていた七人の刑が執行されて、早くも1年半が過ぎた。日本列島、とりわけ私の住む西日本では何年ぶりかの大雨による避難勧告や避難指示などが発令される中、一斉にこの日、それこそ何事もなかったかのように、…

底無しの格差拡大

今日本で貧富の格差を巡る議論が盛んである。国会で野党が安倍政権に対して格差の拡大を攻撃するのに対し、安倍首相は格差は拡大していないと反論する。 所得の格差には、競争の結果という一面がある。市場経済の社会であれば、ある程度格差がつくのは避けら…